「合わない入れ歯」が及ぼす健康への悪影響とは?
皆さんこんにちは。
三鷹市にある「ミタカ歯科」です。
「入れ歯が合わなくなってきたけど、まだ使えるから大丈夫」などと思っていませんか?
じつは、自分のお口に合う入れ歯をつけるということは、みなさんが想像しているよりもとても大切なことなのです。
また、「歯が抜けているけれど、入れ歯を使わなくてもがなくても他の歯があるし、ごはんが食べられるから問題ない」
と、入れ歯を使わずに生活をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯が抜けたまま入れ歯を使わずに生活すると、だんだんと健康に影響がでてきます。
今回は、どのようにして身体に悪影響をおよぼしていくのか、お話ししたいと思います。
合わない入れ歯を使ったときに起こるリスクについて解説します。
- 歯ぐきの傷や口内炎
はじめはお口に合った入れ歯でも、だんだん合わなくなってくることがあると思います。
顎の骨が、歯周病や年齢とともに痩せてきたり、日々入れ歯を使うことで少しずつ入れ歯がすり減ってしまうことが原因です。
パカパカする入れ歯の隙間から入った汚れは、口内炎を引き起こすリスクに。
傷や口内炎だけでなく、合わない入れ歯を長期間使い続けることで歯ぐきがブヨブヨに膨れる「義歯性繊維種」になる可能性もあります。
- 頭痛、肩こり
かみ合わせがあっていない状態で入れ歯を使い続けると身体の歪みや顎の負担につながり、頭痛や肩こりを引き起こす可能性があります。
正しい位置でのかみ合わせはとても大事なのです。
- 顎関節症
かみ合わせの一部に負担がかかると、口を開いたり閉じたりするときに重要な働きをする顎関節にも負担がかかってしまいます。
- 残っている歯に負担がかかる
歯が抜けたままだと歯はどんどん傾き、歯並びやかみ合わせがずれていきます。
残っていた歯にも負担がかかるので、歯を支える骨も少なくなってしまうのです。
- 認知症
80歳で20本の歯を残そうという「8020(ハチゼロニイマル)運動」を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
自分の歯でものを噛むということは脳に刺激が伝わり認知症の予防にもつながります。
- 口腔乾燥症(ドライマウス)
入れ歯が合わず、噛む回数が減ると、唾液の分泌が減少し、お口の中が乾燥するので菌が繁殖しやすくなります。
- 口臭
口腔乾燥症により、菌が増えてしまうと口臭も強まります。
さらに、その菌が誤って肺に入ってしまうと、誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクも高まります。
このように合わない入れ歯や入れ歯をつけないことは、健康にさまざまなな影響をおよぼしてしまうのです。
ミタカ歯科では、大学院と大学病院で入れ歯の研究や診療をし、さまざまな技術やノウハウをもった院長が入れ歯を制作しています。
食べ物を噛んで食べれる喜びを感じ、人生をより豊かなものにするためにも、お気軽にご相談ください。